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見逃したドラマをHuluで見ませんか。Nのために配信予定

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連日30度超えで、外出がつらいですね。こんな日はお家でじっくり見逃したドラマでも見ませんか。

7月にHuluなどで配信されるドラマの中から、今日は湊かなえさんの「Nのために」をご紹介します。

2014年にTBSドラマで放送されました。ドラマもとても面白かったですが、原作を読んでいたほうがわかりやすい場面もあります。ドラマを堪能するためにも、是非おすすめします。

湊かなえさんはどんな人?

登山が趣味で兵庫県にお住まいです。

若いころは、青年海外協力隊でトンガ王国に赴任されました。帰国後高校の家庭科教師もされました。

結婚後から創作に取り組み、現在は数々のヒット作を出版されています。「イヤミス」(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)を定着させました。

湊さんは、受賞歴がありすぎて書ききれません。大きなものを一部だけあげてみます。

2007年「聖職者」で小説推理新人賞。

2009年「告白」で本屋大賞。

2016年「ユートピア」で山本周五郎賞。「リバース」で吉川英治新人賞。

そのほか数々の賞を受賞されています。

2018年は「未来」で直木賞候補となりました。

作品は数多くが映画化、ドラマ化されており、いかに面白い作品かがわかります。

当初は脚本家もめざされていたとのことなので、作品が映像になりやすいのだと思います。

 

「Nのために」はどんな本?

2010年東京創元社から出版され、2014年には双葉社から文庫版が刊行されました。

登場人物それぞれの独白でお話がすすんでいく、湊さんらしい構成になっています。

湊さんは、登場人物を考えるにあたって、それぞれの履歴書を作るそうです。履歴書を作成していくうちに人物が生まれるなんて、すごいですね。こうやって生まれた人物だから、作品のなかでリアルに生きているのでしょうね。

緻密な人物創造ができるのは、家政学部で人間の生活を科学的に研究されてきたからかもしれません。

 

あらすじ

超高層マンションの一室で、住人の野口夫妻の変死体が発見されます。現場には4人の男女がいました。この4人の証言から事件が浮かび上がってきます。

このドラマを見るにはこちら

登場人物

ドラマで演じられた俳優さんたちのお名前を、カッコ ()書きさせていただきます。

イニシャルがNの登場人物には、「N」と付けます。

主人公の杉下希美「N」は瀬戸内海の青景島出身です。(榮倉奈々さん)

成瀬慎司「N」は高校の同級生でした。(窪田正孝さん) 二人は卒業後東京の大学に進学します。

希美が東京で暮らすレトロなアパートは「野バラ荘」です。

大家さんは野原兼文「N」、(織本順吉さん)ここに住んでいます。

野バラ荘には他に、自称作家の西崎真人「N」(小出啓介さん)、大学生の安藤望「N」(賀来賢人さん)も住んでいます。

希美、西崎、安藤は親しくなっていきます。大家の野原老人とも交流があります。ただ、成瀬は野バラ荘には住んでいません。

安藤が卒業後、就職した会社の上司が野口貴弘部長「N」(徳井義実さん)です。夫人の野口奈央子 「N」(小西真奈美さん)と共にマンションで遺体となっていました。

希美、成瀬、西島、安藤の4人はなぜ野口夫妻のマンションにいたのでしょうか。

野口夫妻は誰かに殺されたのでしょうか。

主要な登場人物は全員「N」のイニシャルです。

「Nのために」の「N」はいったい誰のことなのでしょうか? また、「Nのために」何かをした、ということでしょうか?

 

感想

希美、成瀬、西崎、安藤は4人共イニシャル「N」なんです。

4人の「N」それぞれの思いが交差し、すれ違い、何とも切ないです。

4人はそれぞれの「N」に当たる人達のことを思い、「N」のために行動していくのですが、思ったとおりにはなりません。でも、読んでいて、その気持ちとかがよくわからない箇所もありました。

ドラマを見ると、読んだときにはわからなかった4人の感情がすっとはいってきました。

ドラマ化されると、原作とずいぶん違うお話になってがっかりさせられることもあるのですが、このドラマは違います。原作を深めてくれます。

ただ、このドラマを見終わった後に、すっきり解決した感がありませんでした。そこでもう一度原作を読み直しました。

やっぱりすっきりと解決した感じはしませんでした。

でもそれでいいのだと思います。

それぞれの「N」が、他の「N」を思い、行動しました。純粋にNのためにと思ってしたことが少しずつずれていったことで起きてしまった事件だと思いました。

「作者初の純愛ミステリー」とキャッチコピーが書かれていますが、確かにこれは若さゆえの純愛だと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。湊かなえさんの「N」のために。

「読んでからみるか。見てから読むか」という古いコピーがありますが、どちらにしてもきっと満足されると思います。

ドラマは7月中Huluで配信されるそうです。機会があったら、ご覧になってください。

榮倉さんと賀来さんは、その後ご結婚され、お子さんもいらっしゃるそうです。おめでとうございます。 小出さんは残念なことに、もう会えないですね。

原作には出てきませんが、ドラマではもと、島の駐在さん夫婦の役で三浦友和さんと原日出子さんが出演されています。解決のカギを握る役です。
このドラマを見るにはこちら

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