純情に惚れる

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人はきっと変わることが出来る♥ 純情に惚れる

温かい愛情とは無縁だった男が、心臓移植を境に、一人の女性をひたむきに愛する純情な男に生まれ変わった!

一体何がそれほどまでに彼を変えたのでしょう?

  • あらすじ

キム・スンジョンは大手化粧品会社ヘルミアで会長秘書を務め、恋人のドンウクからもプロポーズされて幸せの絶頂でした。

そんな時、会社に企業ハンターのカン・ミノが乗り込んで来て、工場の売却を宣告し、社内は騒然となります。

ミノはヘルミア創業者の息子ですが、父を自殺に追い込んだ現会長である叔父への復讐心に燃えていました。

工場で働く父を訪ねたドンウクは、売却という納得できない話に怒りミノを殴ってしまいます。

スンジョンはドンウクの代わりに謝罪しに行きますが、ホテルの部屋で倒れているミノを発見し、病院に運びます。

ミノは重い心臓病のため余命1ヶ月という体だったのです。

一方、スンジョンの恋人ドンウクは、父の働く工場で起こっている不適合材料の使用問題を調べるうち、その黒幕が親友のイ・ジュニであると知り、自首を勧めますがジュニに拒否されます。

その直後ドンウクはひき逃げに遭い、病院に運ばれるものの帰らぬ人に…。

同じころ、再び倒れたミノは幸いにもドナーから心臓移植手術を受けることになりました。

移植手術から2ヶ月後、ミノは驚くほどに回復しましたが、なぜか自分の心の変化に戸惑っていました。

退院したミノは、ヘルミアの派遣理事となってスンジョンを自分専属の秘書に指名し、常に彼女を側に置くことにします。

スンジョンは、ドンウクの死をいまだに乗り越えられずにいましたが、ある日帰宅すると家の前にミノが待っていたので驚き、彼の言動やしぐさがドンウクそっくりなことに動揺します。

ミノも、なぜここに来たのかわからず、しかもスンジョンの姿を見ると動悸がするようになり不思議な気持ちになります。

ますますスンジョンが気になって仕方ないミノは、引っ越し祝いと称して秘書たちを自宅に招待したり、あれやこれや手を尽くすのですが会えばつい口喧嘩になってしまうのです。

またミノは、会社合併を目論むゴールド社のジュニとスンジョンが親しいのを見て嫉妬しますが、そんな自分の気持ちに戸惑うばかりでした。

さらに、ドンウクの父を目にして卒倒してしまい、目覚めたミノは医師から

「ドナーの記憶や性格を受け継ぐ現象が起こっているのではないか」と聞かされます。(この時点ではミノはまだ自分のドナーが誰であったかは知りません)

その後ミノは、叔父である会長が癌で余命わずかと知り、経営権の放棄を迫るものの、心の痛みを感じずにはいられませんでした。

以前あれほど恨んでいたことも忘れ、会長の死を嘆くミノは、しばらくスンジュンとも連絡を絶ちます。

ミノが心配でたまらなかったスンジョンは、数日後にミノから連絡を受け、彼の両親の墓参りに付き合います。

そしてその帰り道、ミノから愛を告白され彼を受け入れるのでした。

合併とは表向き、実はヘルミアを乗っ取るつもりのゴールド社のジュニは、工場のストライキを鎮圧したり、会社経営を思うままにしようと目に余る行動に出るので、ミノはジュニに対抗して代表理事に立候補する決意をします。

スンジョンもミノを応援し、労組に働きかけることを助言しますが、過去の冷酷なやり口を知る労組はミノに背を向けてしまいます。

彼らを説得しようと工場に向かったミノは、道の途中のある場所で奇妙な感覚に襲われます。そこは、ドンウクがひき逃げされた事故現場だったのです。

その少し前に、自分の心臓のドナーについて調べていたミノは、ドナーがスンジョンの恋人ドンウクだったと知って大きな衝撃を受けていたのでした。

そして彼の事故現場を見て湧き起こるこの奇妙な感覚に、ドンウクの死の真相を何としても突きとめようと考え始めました。

まもなくミノは代表理事に就任しますが、それは会社を倒産させようとするジュニの計画どおりでした。

ミノは、ドンウクの事件を調べているうち「ジュニが黒幕では?」と疑い始めるのですが、それに気付いたジュニの父親が罪を被って自殺してしまいます。

ジュニの父親が犯人だったとしてドンウクの事件は処理されますが、ミノは納得がいきません。

スンジョンもショックを受け、「ジュニとはもう友だちでいられない!」と冷たい態度をとるようになります。

会社ではミノたちが新製品開発に向けて奔走していますが、ジュニはことごとく妨害をし、とうとうヘルミアを倒産寸前まで追い込みます。

金策がうまくいかずミノは苦労しますが、ある金融業者の老女の融資のおかげで危機を脱し、会社は持ち直しました。

そうこうするうち、スンジョンもミノの心臓移植のドナーがドンウクだったと聞かされて、ひどく取り乱し、辞表を出します。

ドンウクの父もまた、ジュニからドナーの件を聞いて驚きますが「息子の死が無駄にならなくて良かった」とミノに感謝の言葉をかけ、スンジョンにも彼の所に戻るよう背中を押します。

様々な企てにも失敗し、ドンウク殺害の証拠もミノの手に渡ってヤケになったジュニは、「ミノを始末しろ!」と指示します。

しかしミノは、証拠のメモリーカードを奪われたものの命は助かり、ナ刑事の協力により別の証拠を手に入れ、ついにジュニを逮捕に追い込むことができたのでした。

  • 感想

心臓移植を受けた患者に、ドナーの記憶や性格が受け継がれることがあるというのは不思議な現象ですね。

亡くなった婚約者ドンウクと姿は全く違うのに、しぐさや口癖が彼そのものなのを目の当たりにしたら唖然としてしまうスンジョンの気持ちはよくわかります。

イヤな奴、苦手な上司だった男が突然こんなに純情な男になり、スンジョンに甘えたり、からかったり、甘い言葉をささやいたり…と移植による心の変化とはいえ、人って変われるのだなあと思いました(*^_^*)

人を思いやることを知らずに育って来たミノが、ドンウクの心を得たおかげで人とのつながり、人の温かみを知っていくストーリーに見ている側も温かい気持ちに包まれました。

ドンウクの父とミノが心通わせる場面は、息子を亡くした父と、幼くして父を亡くした若者の各々の哀しみが溶けあって、まるで実の父子のように相手を思いやる2人に目がしらが熱くなったものです。

そして、ジュニはどこまでもイラつく存在でした!

ずっと想い続けているスンジョンに受け入れられることもなく、手に入れようとすればするほど心の距離が開いてしまう、ある意味かわいそうな男性ですね😞

まとめ

一度の人生で2人の人格を経験できるなんて、めったにあることじゃない!

しかも一人の女性を愛する喜びを知ったのです。

奇跡のようなこんな事も、世の中ないとは言えませんよ💓

コメント

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