ロボットじゃない ~君に夢中~ネタバレ見どころあらすじ紹介

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こんな時代はすぐそこに!💕

       ロボットじゃない ~君に夢中~

自分の顔とそっくりのロボットになりすまし、ツンデレ御曹司に仕える女の子のもどかしくて切ない恋物語です。

  • あらすじ

発明が趣味の女の子ジアは、ある日、新発売のフィギュアの購買代行のバイトをし、依頼主に届けたものの商品状態が良くないと文句を言われ、大喧嘩をしてしまいます。

一方、ロボット工学者のベッキュンは、元カノであるジアに姿形がそっくりの人工知能ロボット「アジ3」を発明し、国内最大の金融会社の筆頭株主キム・ミンギュに開発資金の投資を打診していました。

ところが、性能テストのためミンギュの家に搬送する間際になって「アジ3」が故障し、ベッキュンは部品が届くまでの急場しのぎのつもりでジアに「アジ3」のふりをしてくれと頼み込みます。

イヤイヤながらも承諾したジアは、性能テストの為に運ばれた豪邸でミンギュと対面しますが、何と彼は以前フィギュアの件で大喧嘩した相手だったのです。

ジアは驚きのあまり声をあげてしまいますが、何とかロボットのふりを続け、性能テストをクリアします。

彼女をロボットだと信じて疑わないミンギュは、その優れた性能に感動し、試しに1か月間「アジ3」を手元に置くことにします。

そしていろいろな情報をインプットして「アジ3」を自分専用のロボットにしようと計画しますが、次第に「アジ3」にだけは素顔を見せ、心を開いていきます。

実はミンギュは人間アレルギーで、人の体に触れると発作が起こり命の危険さえあるという特異体質なのですが、何故か「アジ3」が側にいる時だけは症状が治まることに気付きます。

今やミンギュにとって「アジ3」はかけがえのない存在になっていました。

ジアの方も、自分が人間だとバレないように苦労しますが、初対面ではイヤな奴だと思っていたミンギュの、心の内を知るにつれて彼に惹かれていきます。

さて、1か月の試行期間が過ぎ「アジ3」を回収しようとするベッキュンに、

ミンギュは如何に自分にとって「アジ3」が必要かを説得し、もうしばらく手元に置くことになりました。

しかし、自分を「アジ3」と思い込んで無邪気に恋愛相談をしてくるミンギュに

ジアの心は痛み始めます。そしてジアは、ミンギュが初恋の相手で婚約者のリエルとファーストキスをしたいと言った時、思わずミンギュにキスをしたり、目が合うと顔を背けたりしてしまいます。

そのように感情を露わにする「アジ3」に戸惑いつつ、ミンギュもまた「アジ3」のことが頭から離れなくなり、「ロボットに恋するなんて…」と自分の気持ちに驚くのでした。

そしてミンギュはそんな思いを断ち切ろうとして、わざと冷たい態度をとったり、挙句の果てには「アジ3」のメモリーをリセットする決意をし、涙ながらにリセットボタンを押します。

その翌日から「アジ3」のいない寂しさに耐えられなくなっていたミンギュは、たまたま出張に出かける列車の中で「アジ3」にそっくりのジアを見かけ、彼女の跡をつけて巨済島まで行きます。

ミンギュの姿を見て驚いたジアは、初対面のふりをして追い返そうとしますが、結局ジアが「アジ3」になりすましていたことをミンギュに知られてしまいます。

「裏切られた!」と愕然とするミンギュ。そのショックで治りかけていたアレルギー症状が再発し、ミンギュは倒れて自宅に搬送されます。

ジアは彼の治療の助けになろうと、手作りの食事を毎日のように届けますが、ミンギュには拒絶され続けます。

でも流星雨の夜に、ジアは出会いから今までの全てを打ち明けてミンギュに心から謝り、自分の気持ちを伝えます。

そこでミンギュはジアにキスをし、発作が起こらないことを喜び、2人はめでたく恋人同士になったのです。

ところで、ミンギュの叔父のファン会長はミンギュの弱み(人間アレルギーであること)につけこんで筆頭株主の座から彼をひきずり下ろそうと画策し「アジ3」をも奪います。

そのために、ベッキュン率いるサンタマリアチームは研究所を移転させられて、ミンギュともお別れする日が近づいていました。

ミンギュにとって初めての友だちであるサンタマリアチームの研究員たちと離れることを悲しむ彼を見て、ジアは優しく慰めるのでした。

ミンギュもやられてばかりではありません!記者会見を開き、自分が人間アレルギーを患っていたこと、ロボットが奇跡を起こし自分を救ってくれたことを世間に明かして、筆頭株主の解任を免れました。

そして同時に、ベッキュンと共に新事業に取り組むと発表をしました。

  • 見どころと感想

人工知能ロボット(人型アンドロイド)の進歩・発展はめざましく、ある人間の顔とそっくりそのまま、全ての個人情報がインプットされて、しぐさや感情表現まで同じ…という時代はすぐそこまでやって来たのですね。

ひと昔前の外国映画でそんな場面が登場すると「そんなバカな…」と言っていたのが現実になりつつあることに驚きます。

このドラマでは、ロボットだと思い込んでいるミンギュと、生身の人間なのにロボットになりすましているジアとの掛け合いが楽しく、「こんな事もありえるかも…」と思わせてくれます。

ちょっとした発言で、ロボットでないことがバレそうになると「友だちモードです!」とごまかすジアがチャーミングですし、頭脳明晰なはずのミンギュが簡単にだまされてしまう様子もおかしくて、つい笑顔がこぼれました☺

ミンギュは「アジ3」のご主人様なので、いつも傲慢な態度をとるのですが、彼女にだけ見せる笑顔や甘いセリフにはジアならずともドキドキが止まりません。最初はバイト代目的でこの作戦に加担したジアも、彼と過ごすうちに恋に落ちてしまい、「実は人間だ」と明かせない苦しさ、もどかしさがビンビンと伝わってきて涙を誘いました😢

アンドロイドと言うと、表情やしぐさもぎこちなく感情のないものという意識がまだまだ強いのですが、「アジ3」のような精巧な、まるで人間そのもののアンドロイドが現実に出現したら、自分の側に置いて癒されたいと考える人たちがさぞかし多いことでしょう。

近頃こういうAIロボットを扱ったドラマが増えつつありますが、この作品は裕福なツンデレ御曹司と貧しく勤勉な女の子の恋というラブコメの王道をいくようなストーリーでありながら、今の時代を反映したAIロボットを題材にしていてダブルの楽しさがありました。

➂出演者について

ミンギュを演じるユ・スンホは(私の記憶では)今までの出演作ではクールで暗い過去を持つ役が多く、これほどまでの笑顔や甘いセリフは初めて見た気がします。かなりの美青年なのですから、彼の笑顔やお茶目な演技にクラクラきた女性ファンは少なくないでしょう💓

ヒロインのチェ・スビンは人気急上昇中の若手女優ですね。

「雲が描いた月明かり」では脇役ながら存在感のある演技でしたが、最近では多くの作品でヒロインを務め、注目度が上がっています。

そして私が特に注目したのは、ベッキュン役のオム・ギジュンです。

彼は、他作品で悪役を演じていることが多く、策略をめぐらし人を陥れる冷酷非情なの役のイメージが強かったので、今回のように穏やかで元カノに未だに未練を持っている…というような役柄はとても新鮮でした。

それもそのはず、彼は演技派俳優で定評があり、ミュージカル俳優としても有名な人なのです。

一度でいいから彼の出演しているミュージカル作品を見てみたいと思っています。

まとめ

AI技術の発展した今の時代ならではの、ロボットと人間のハートフルな恋物語でした。

感情のないロボットはもはや昔のもの。うかうかしていると、人間社会もロボットに乗っ取られてしまうかも‼

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