~傍にいるほど切なくなる人と出逢ったことはありますか?~
優しくしてもらえればもらう程、なぜか胸が苦しくて切なくなる…。
そんな人との出逢いが、自分自身の人生にあったという方もいらっしゃると思います。
「冬のソナタ」から始まり、今まで、日本では数多くの韓流ドラマが放映されてきました。
家族だけでなく、他人に対する想いや、情が濃い韓国ならではの、思わず心が揺さぶられる韓流ドラマの虜になってしまった方も多いのではないでしょうか?
実際に、私自身もそのうちの一人で、今まで数多くのドラマを鑑賞してきました。
今回の記事では、私自身が今までに観てきた韓国ドラマ史上、最も涙した2010年に韓国で放送された「신데렐라 언니(シンデレラのお姉さん)」について綴りたいと思います。
切なさ極上のラブストーリーが描かれている反面、本当の家族の意味を振り返るヒューマンストーリーに、きっと誰もが見入ってしまったことでしょう。
このドラマを
~ドラマについてご紹介~
次々と新しい男を誘惑し、乗り替える母親の姿を見ながら、愛というものを知らずに育った主人公ウンジョ。
幼い頃に母親を病気で亡くし、母親からの愛を欲している1人の女の子ヒョソン。
全く別々の環境で育った二人が、親の再婚がきっかけで姉妹になり、同じ男性に恋をしてしまう、何とも切ないラブストーリーです。
主人公のウンジョ役には、国民の妹として親しまれてきたムン・グニョン。
そして主人公の義妹役には、個性的な演技で注目を集めているソウ。
この二人が恋に落ちるホン・ギフン役をチョン・ジョンミョンが演じました。
韓流ドラマでお馴染みの女優や俳優陣の中で、懸命に演技に挑んだことで当時話題になったのが、男性K-POPアイドルグループ2PMのメンバーであるテギョンでした。
彼は、主人公を一途に想うハン・ジョンウ役を熱演しました。ドラマ初出演とは思えない程の演技力で、2010年の新人男優賞は、彼が受賞するべきだったと未だに思ってしまいます。
彼等の演技力をより輝かせるために重要となるのが、周囲のキャストですよね。
生涯、男性を誘惑し続ける、主人公ウンジョの母親であるソン・ガンスク役にイ・ミスク。そんな彼女に一目惚れし、彼女との再婚を決意するク・デソン役にキム・ガプスが抜擢されました。
大御所俳優である二人の演技は、本当に息がピッタリで、演技をしているようにはとても見えない程でした。
~ドラマの見所をご紹介~
今までに、私はこのドラマをかれこれ10回以上鑑賞したと思います。
一つのドラマを何度観ても内容に変わりは無いのに、何が面白いのかと聞かれることが多々あります。
というのも、私の性格上、一度のめり込んでしまうと、徹底的に追究してしまうタイプであるため、多々あることなのです。
けれども、自らこんなにも鑑賞したいと思ったドラマは、「シンデレラのお姉さん」が初めてでした。
今回の記事では、10回観ても必ず涙してしまうシーンを、私なりのこのドラマの見所として紹介したいと思います。
私が最もお勧めしたい、このドラマの見所は、主人公のウンジョと、彼女を一途に想い続けるハン・ジョンウの二人のシーンです。
ハン・ジョンウという人物は、ドラマの冒頭シーンで、まだウンジョが中学生だった頃、彼女の母親が同棲していた男性が引き取った養子として登場します。
養子であるため、ウンジョとの血縁関係は一切ありませんが、同じ家で二人は生活を共にしていました。
毎日のように、その男性に暴力を降られている母親の姿を目の当たりにし、そのような環境から、いつでも逃げることができるように準備を整えていたウンジョ。
その一方で、将来立派になって、必ず彼女を守ると誓ったジョンウは、その約束を果たすため、8年の歳月を経て、再び彼女の前に現れます。
食べることが大好きで、ぽっちゃり体系だったジョンウは、厳しい軍隊生活を経て、見違えるように男らしくなっていたことから、ウンジョは彼に全く気が付きません。
たくましくなったものの、彼のユーモアあるキャラクターは健在だったことから、彼と一緒にいると、なぜか懐かしい気分になるウンジョ。
ふとしたことから、彼の正体が、8年前一緒に暮らしていたジョンウであることに気付きます。
8年の歳月を経て、立派な姿に成長して再会を果たした二人。
心身共に大人になったウンジョですが、母親が男を転々としてきたことから、人に心を開き、素直に自身の感情を表現することは容易ではありませんでした。
そんなウンジョの不器用な性格を、誰よりもよく知っていたジョンウは、彼女が苦境に陥る度に、傍で彼女を支えようとします。
ウンジョの実家は、デソン都家という伝統のある酒造所で、彼女はそこで酒造りを手伝っていました。
ある日、そのデソン都家で酒の販売に関する問題が起こります。
ウンジョはその問題を解決するため、自分なりに努力をするのですが、その努力が裏目に出てしまい、結局、都家は大打撃を受けてしまいました。
自分自身の悩みや心配事を相談する友人や、親族もいないウンジョの笑顔を取り戻した人が、ジョンウでした。
落ち込んでいる彼女の前で、ジョンウは面白いダンスなどをして、一生懸命彼女を笑かせようとします。
そんな彼の姿を見ると、昔一緒に生活をしていた頃の彼の姿が思い浮かぶウンジョ。数多くの闇を胸に抱え込んでいる彼女が、自然と笑みがこぼれる程笑うこのシーンを、涙無しでは観ることはできません。
~いかがでしたか?~
いかがでしたか?今回の記事では、私が愛して止まない韓国ドラマ「신데렐라 언니(シンデレラのお姉さん)」について紹介しました。このドラマを通して、日頃から自分自身のことを気にかけてくれる人がいるという、有り難みに皆さんが気付くことができますよ
コメント