韓国ドラマ

イニョプの道ネタバレ見どころあらすじ紹介

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イニョプの道

  • 導入

下働きから王様の側室になるようなシンデレラストーリーはこれまでの韓国歴史ドラマにありましたが、この「イニョプの道」はその逆のストーリーです。両班の娘から、朝鮮で最も低い身分の奴婢になった女性の波乱に満ちた物語です。

幼馴染で初恋の男性との結婚が決まっていたのに、婚姻の日に父親が捕まってしまい死罪となってしまいます。イニョプは下女としての生活を強いられてしまいます。父の無罪を証明するため、イニョプは強く生きる決心をします。

両班から下女になったイニョプの姿は痛々しいものです。そこであきらめずに父親の無罪を証明し身分を回復させるというイニョプの強さは、見るものを圧倒させ勇気を与えると思います。

主人公イニョプを演じるのはチョン・ユミです。彼女はドラマ「トンイ」でトンイを味方する女官の役でした。脇役が多いユミですが、イニョプでは圧倒的な存在感で主演をやり遂げました。

イニョプをめぐるムミョンとウンギの争い、そしてウンギを自分のものにしたくてイニョプへの嫉妬に狂うユノクにも目が離せません。李氏朝鮮を建国して間もない時代、王族の争いや身分制度に翻弄されるイニョプは父の身分を回復することができるのでしょうか。

  • 登場人物の紹介

イニョプ

李氏朝鮮建国の功臣であるクク・ユの娘です。両班の娘として何不自由なく暮らしていました。父が謀反の罪で処刑され、朝鮮で最も低い身分の奴婢になります。芯の強いイニョプは下女として下働きに耐えながら父の無実を証明するため懸命に生きます。

ムミョン

イニョプが下女として奉公することとなったホ・ウンチャムの家の下男です。イニョプがまだ両班の時に知り合います。イニョプに対して最初は冷たかったのですが、次第にお互い支え合う存在になっていきます。両親が誰なのか知らずに生きてきたムミョンですが、実は朝鮮3代王太宗の息子だったのです。

キム・ウンギ

戸曹判書キム・ガプスの息子です。イニョプが下女になったためユノクと結婚することになりましたが、それでもなおイニョプを忘れられず愛し続けます。実は高麗の王族の末裔だったことを知り苦しみます。

ホ・ユノク

戸曹判書の娘。かつてはイニョプの親友でした。ウンギのことが好きだったのですがウンギとイニョプが婚約していると知りイニョプに敵対心を覚えるように。イニョプが下女になると気に掛けるふりをしながら嫌がらせをします。ウンギと結婚しますがウンギがいつまでもイニョプを思い自分に見向きもしないことに腹を立てます。

サウォル

イニョプが両班の時からの世話係です。イニョプが下女になっても忠誠心は変わらず、そばで支えます。

  • あらすじ

舞台となるのは李氏朝鮮が建国して間もなくの時代。イニョプは建国の功労者クク・ユの娘として何不自由ない生活をしていました。

李氏朝鮮王朝の創設者である太祖と、5男で第3代王の太宗が対立していました。仲介のために太祖のもとへ送られる使者は生きて帰ってきませんでした。そんな中、使者としてイニョプの父クク・ユも太祖のもとへ送られたのです。

父が心配でならないイニョプ。ある日イニョプは父の代理で兵曹判書ホ・ウンチャムの誕生祝いを届けに行きます。輿で出かけたイニョプですが暴れた牛に輿を壊されてしまいます。その時偶然居合わせたムミョン。彼はホ・ウンチャム邸の下男頭でした。

イニョプにはキム・ウンギという婚約者がいました。ウンギは文武ともに優れ、優しい性格の持ち主です。イニョプの父を救い出すため、自ら太祖の元へ向かいます。そして命がけでクク・ユを救いだすのです。

クク・ユは太祖から秘密結社マンウォル党を調べるよう密命を下され、解放されます。しかしクク・ユはイニョプとウンギの婚姻の直前にそのことを戸曹判書であるウンギの父に話してしまったのです。

婚姻の当日、屋敷には兵が踏み込みクク・ユは捕まってしまいます。反逆罪という重大な罪で捕まりイニョプの前で処刑されてしまいます。謀反人の娘をなったイニョプは両班から下女に身分を下げられてしまいます。身分制度の厳しい朝鮮で下女は最も低い身分です。

下女として送られたのはホ・ウンチャム邸でした。ウンチャムの娘ユノクはかつてはイニョプの親友でした。しかし思いを寄せていたウンギがイニョプの婚約者だと知ったときから嫌悪感を覚えていたのです。

友人として思いやる振りをしながらイニョプをいじめるユノク。さらにはウンギと結婚し、ウンギを実家へ住まわせるのです。かつて愛したウンギですが、イニョプは身分の差を考え必死に未練を捨てようとします。そんなイニョプの気持ちがわからず、イニョプを自分の近くにおこうとするウンギ。ユノクの嫉妬はますます激しくなるばかり。

最初は下女の身分を受け入れられなかったイニョプ。ムミョンの助けもあり身分を受け入れ、父の名誉回復のために戦う決心をします。懸命に生きるイニョプの姿を見て、そばで支えるムミョン。彼も自分の出生のことで悩んでいました。のちに太宗の息子だとわかったのです。

高麗の復権のため活動していたのがマンウォル党でした。そしてその頭がウンギの父だったのです。イニョプの父を死においやったのもウンギの父でした。ウンギは高麗の王族の末裔だと知り苦しみます。

イニョプとムミョンの関係は親密になり、ウンギは一族の秘密に苦しみます。イニョプは父の名誉回復のためにかつて愛したウンギと敵になることができるのか。父の名誉回復という最大の目標を果たすことができるのでしょうか。

  • 感想

李氏朝鮮が建国されたばかりの時代のドラマは初めてみました。初代王と3代王の争いがあり、まだ国の基盤がしっかりできていないという印象でした。でも国の基盤が固まっていないのに、両班と下女という身分の差の基盤はしっかりできていて、さすが朝鮮という感じがします。

「イニョプの道」は他の韓国時代劇と比べても決して華やかな印象はありません。でも引き寄せられる魅力があると思います。主演のチョン・ユミの演技もそうですし、ムミョンやウンギという2人の魅力的な男性もドラマの見どころです。

このドラマのもう一つの見どころは下女や下男の生活が見えるところです。他のドラマではあまり詳しく出てこない下女たちの生活が、時に笑いを持たせて描かれています。両班だったイニョプは最初いじめられますが、人格から信頼を得ていきます。長くイニョプに仕えてきたサウォルも素敵なキャラクターの1人です。下女たちの生活や恋愛、仲間意識も垣間見える「イニョプの道」はこの時代の理解につながるものだと思います。

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