持てる者は幸せか?★力の強い女ト・ボンスン
代々受け継がれた怪力を持つ女の子と、財産と優れた頭脳を持つ御曹司。
恋に落ちたこの2人が、互いの持てる力を使って悪と戦うスリリングな
ラブストーリーです!
- あらすじ
ト・ボンスンは、祖母・母から受け継いだとんでもない怪力を持つ女の子です。夢は自分のキャラクターを主人公にしたロール・プレイングゲームを作ること。そんな夢を持ちながら就活に励む毎日を送っていました。
ところがある日、幼稚園バスの運転手に暴行しているチンピラどもを持ち前の怪力でこてんぱんにやっつけ、大けがをさせてしまいます。
園児たちからは拍手喝采をもらったものの、警察で事情聴取を受ける羽目になります。その担当刑事が何と、ボンスンが長年片思いしているグクドゥだったのです。
そこに目撃者として現れたのは、偶然通りかかってボンスンの怪力を見てしまった、ゲーム会社のCEOミンヒョクで、「チンピラ同士のケンカだった」と証言してボンスンを自由にしてやります。
そして「俺のボディーガードになって脅迫犯から守ってくれたら企画開発チームに採用する」という提案をします。
ボンスンは、その会社が憧れのゲーム会社『アインソフト』だと知り、一つ返事で承諾しましたが、入社初日からうっかり秘書に怪我を負わせてしまい、ミンヒョクに呆れられます。
さてその頃、ボンスンの住む道峰洞では若い女性が殺害される事件が起きていて、街を騒がせていました。その事件の担当はグクドゥの所属する凶悪犯罪3課で、潜伏捜査を開始したのですが、その動きに気付いた犯人はグクドゥの彼女ヒジを狙います。
一方、ボンスンは企画開発チームに入ることになって大喜びするも、実際にはミンヒョクの作った仮の部署で、一日中ミンヒョクに張り付いていなければならずガッカリ!😞
しかし、いつか自分のゲームを作ることを夢見て頑張っていました。
ミンヒョクは、明るく元気なボンスンに次第に惹かれていき、彼女が気になって仕事も手につかず夜も眠れないほどです。
そしてある日、深夜にボンスンの家に向かい告白します。
突然の告白に驚き、「考える時間がほしい」と返事しましたが、ボンスンもまた毎日会社でミンヒョクと過ごすうちに彼の側にいる心地よさを感じ始めていました。
以前片思いしていたグクドゥのことをやっと吹っ切れたというのに、逆にグクドゥがボンスンの魅力に今になって気付き告白してくる始末。
グクドゥは、殺人犯から守るという口実で度々ボンスンの前に現れ、ミンヒョクをイラつかせます。
ところで、街の住人を怯えさせている連続殺人犯はボンスンと何度かすれ違いざまに会っていて、勘のいいボンスンは自分の記憶している犯人の声や気配をたよりにグクドゥたち刑事に密かに協力していました。そのことに気付いて、犯人はある日ボンスンの親友ギョンシムを襲い、拉致します。
ここのところ、ミンヒョクと幸せな時間を過ごしていたボンスンでしたが、連絡のないギョンシムが気になり、返信メールにも異変を感じて心配していた所へギョンシムを拉致したことを伝える脅迫映像が送られてきます。
この事件を知って凶悪犯罪3課は捜査を開始し、映像から犯人は廃車工場の地下室にいることが判明して、ボンスンも地下室に飛び込んでいきます。
ギョンシムは既に連れ去られた後でしたが、同じく拉致監禁されていた3人の女性を救い出すことができました。
後日、犯人からボンスンに電話がかかり、待ち合わせ場所を指定してきました。犯人の要求どおり一人で出かけたボンスンは、ギョンシムを救出する際に罪のない他人を傷つけてしまい、怪力を失ってしまいます。
犯人は“自分の欲のために使うと怪力を失う”というボンスンの秘密を知っていたのです。しかしボンスンの最大の危機のその瞬間、ミンヒョクが現れてボンスンを救い出します。
逃げ出した犯人はグクドゥに追い詰められて、車ごと崖下へ転落‼ 事故死と処理されたものの遺体は見つからないままでした。
怪力を失って落ち込むボンスンを慰めようとミンヒョクはデートに誘い出し、2人は再び幸せな時間を過ごします。
しかし、やはり死んでいなかった犯人はまたしてもボンスンの前に現れ、銃を取り出してボンスンに向かって発砲します。かろうじてボンスンは命を取り留め、
犯人も逮捕されて一件落着しました。
その後、ボンスンは新ゲームを発表して正式に企画開発チームの一員になりました。そして彼女の新しい夢は、自分の持てる力=怪力を使って人助けをすることなのです。☺
- 見どころ
小柄な、どこにでもいるような女の子が、大の男を軽々と投げ飛ばす場面は痛快です。一家に一人いれば心強いですよね!
ボンスンのこの怪力をたまたま見かけて、自分のボディーガードに雇うことにしたセレブな男ミンヒョクとの出会いから、彼女の冴えなかった人生は変わり始めます。
ミンヒョクは富も地位も持っているものの、家族の温かい愛情には飢えていて心を許せる友人もなく、寂しく生きてきた男なのです。そんなミンヒョクの冷たい心を溶かして、自分の気持ちを素直にさらけ出すことができるボンスンに、彼がどんどん惹かれていくのもうなずけます。
ミンヒョクの方がボンスンにべた惚れで、2人の会話のやり取りはとても愉快だし、その上グクドゥとミンヒョク、ボンスンの三角関係も楽しいエッセンスになっています。
そして、この3人の恋の話と同時に、恐ろしく不気味な殺人犯を追い詰めていくサスペンスの要素もあり、続きが気になって仕方ありませんでした。
ボンスンとミンヒョクはこの事件解決にどう関わるのか?
果たして犯人を捕まえることはできるのか?
スリリングでテンポの良いこのドラマにはまること請け合いですよ✌
➂感想
特殊な能力や才能というものは、傍から見れば羨ましい限りですが、それを持つ本人には計り知れない孤独感が付きまとっているのではないかと思うのです。
ボンスンの怪力も一歩まちがえば、むやみに人を傷つける怪物になりかねないので、周りの人を巻き込みたくない一心で隠し続けてきたのだろうと想像します。でも、ボンスンには温かい家族と、何でも打ち明けられる親友がいたことが幸いでした。
一方、ミンヒョクは大手のゲーム会社を率いていくほどの経営力と、新しいアイデアを次々と生み出す才能と、父親の築いた財産など多くのものを持ってはいても、家族の愛情とは縁がなく兄弟間でも競い合う関係で、常に孤独感の中で生きて来たに違いありません。
その彼がボンスンとの出会いで新しい自分を発見していくのです。彼女に甘えたり、彼女を守りたいと思ったり…。本当に恋は人を変えるのですね!
ミンヒョクを演じているパク・ヒョンシクは、今まで見た作品でも財閥の御曹司でクールなツンデレ王子の役が多かったですが、このドラマでは恋人にメロメロで、甘えたりイチャついたりするキュートな顔がたくさん見られました♥
ボンスン役のパク・ボヨンは最近とても活躍している若手の女優さんですね。
小柄ながらも、ポンポンと跳ねるような会話と表情が見ていてとても気持ちよく、今回のボンスンも適役だと思います。
まとめ
親から受け継いだものの悩みの種だった怪力という能力を、悪を倒し人を助けるために使ったボンスンはあっぱれですね!
リッチでイケメンの素敵なミンヒョクを恋人にすることもできたし、これからのボンスンの人生に多き幸あれ ☺
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