完璧なあなたは、不合格するかもしれません。
皆様こんにちは!今日は完璧主義について少し考えていきましょう。
資格試験というのは「合格」が「目標」です。
たまに本来の目標を見失ってしまう方がいらっしゃいます。
いつも一生懸命で素晴らしいのですが
ついつい頑張りすぎてしまうのです。
このブログを読んでくれる方はみんな頑張り屋で
完璧主義者になってしまうのです。
そうなるともう大変ですね。
どう頑張ってもの完璧はムリなのです。
何をやっても完璧に仕上げることはできません。
というよりも必要ないのです。
仕事でも決められた日に決められた品質の品物を納品しますよね。
それなのに試験勉強では決められた以上の知識を追求してしまうのは
もったいないです。
もちろん趣味としての勉強ならば素晴らしいことです。
しかし、目標が資格試験の合格ならばそれ相応の知識で
本試験に臨むべきですね。
先日、受験生からご質問をいただきましたので
皆様にシェアーしたいと思います。
受験生「この問題がどうしてもわからないです、六法やコンメンタールなど
いろんな情報を集めてもわかりません」
僕 「六法やコンメンタール・・すごいね、何時間悩んでるの?」
受験生「3日も悩んでるよ~、もう他の事が手につかなくてダメなんだ」
僕 「学者にでもなるの?」
受験生「違うよ!行政書士になるんだよ!受験勉強じゃん」
僕 「ちなみにその問題、最高裁判所すら答えがでてないよ・・・」
受験生「・・・・」
僕 「いいかい、学者さんは1つのテーマに絞り込んで何年も何年も研究して
それが、メシの種になるよね」
「でも僕らはそんなことできないしやる必要性は全くないでしょ。
目標は試験に合格でしょ?これはどんな試験でもそうなんだ。
だから、どうしても出来ない問題は後回しにすることが大切なんだよ」
受験生「そっか~・・3日も色々検索したり分厚い本を読み漁ったけど無駄だった
なぁ~」
僕 「うん、試験合格という意味では無駄が多かったね、
でも、何かのテーマについては勉強になったかもね
過ぎた時間は元に戻らないから、早めに取り返そうね」
受験生 「うん よーしやるぞ~」
1、完璧主義は捨てよう木を見て森を見ずにならない方法
まず試験概要を見ましょう。
行政書士試験ならば合計で180点取れば合格です。
宅建士ならば大体7割くらいが基準点です。
つまり100点を取る試験ではないし取る必要もありませんね。
だから、常に自分は全体で何点取れるか?を意識しましょう。
そうすると点が取りやすいところから点を取っていきます。
例えば宅建だったら業法が取りやすい。
行政書士ならば行政法、憲法あたりが取りやすいと思います。
逆に取りにくい問題は思い切って諦めるというのも一種の戦略であります。
ここは苦手だから後回しにしようとか、計算問題は優しい問題だけやろうとか。
本試験当日には全体で合格点に届くように意識して勉強を進めてください。
2、民法が足かせになっている方は早めの対策を
宅建も行政書士も民法から出題されます。
しかも、ボリュームが大きいので大変ですよね。
だから、はじめから真正面から突っ込むと精神的にやられてしまうのです。
例えば、のび太がジャイアンに闘いを挑むみたいなものです。
だから、わからない問題が出てきたらすぐに逃げることが大切です。
テキストに付箋を立ててスルーして先に進むのです。
あとからでも十分に間に合うし、民法という法律の形がそういうものです。
よく難しいいいかたで「有機的に絡み合う」とか「パンデクテン方式」とか
言ったりします。この名称はどうでもいいのですが、「民法の全形像」を早く
掴むことが上達への近道ですよ。
3、まとめ
完璧主義を捨てる。
この問題わからないなーと思ったらひとまず逃げる。
答えを無理に出さない。
それよりも全体を把握することが大切です。
テキストを2.3回くらい素読するだけで
全体をざっくり掴むことができますので
初学者は少し大変ですけどやって欲しいです。
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