ウォンテッド~彼らの願い~ネタバレ見どころあらすじ紹介

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息子を返して‼ 新感覚のサスペンスドラマ

★ウォンテッド~彼らの願い~

トップ女優の息子が誘拐された!犯人の要求で、息子を救出する様子を番組で

生放送することになり、この女優の“母の闘い”が始まります。

ドラマの中で番組が生放送されるという、今までにないタイプのドラマが誕生しました。スピーディーでスリリングな展開にあなたはついてこられますか?

  • あらすじ

チョン・ヘインは女優生活に区切りをつけようと、ある日、女優引退宣言をしました。ところがその夜、一人息子のヒョヌが何者かに連れ去られます。

犯人から脅迫メッセージが届きますが、要求はヘイン主演の生放送リアリティ番組『ウォンテッド』を制作し放送すること。

プロデューサーのドンウクは制作チームを作り、ヒョヌ救出番組『ウォンテッド』を立ち上げました。

しかしヘインのもとに届く犯人からの指示に従ううち、別の殺人事件の真相を追うことになります。

ヒョヌ救出の担当になった刑事スンインは、ヘインと共に向かった先で7年前のある事件に酷似した殺害現場を目にします。

ヒョヌ救出のために奔走するヘインを巻き込んで、7年前の事件解明のための捜査が再開されますが、それを追ううちに、ヘインは前夫のテヨンの事故死もこの事件と関連があったことを知って愕然とし、自分の周りの人間をことごとく疑い始めます。

毎回、衝撃的な場面が映し出される『ウォンテッド』は瞬く間に世間の評判となり視聴率もうなぎ登りですが、次第に制作チーム内で意見が割れたり、メンバーにも危害を加えられたり…と災難が続きます。

とにかく番組を放送し続け、犯人のミッションに従うことがヒョヌを救う唯一の方法だと信じて、ヘインとスンイン刑事は事件の真相を追い続けます。

そうするうち、ヒョヌ誘拐の黒幕が身近にいる意外な人物だとわかり、その人物は7年前の事件に関連したある社会問題の一部始終を世間に知らしめるのが目的だったと知ります。

それはSGという企業が自社製品が元で起きた重大事故を隠蔽し、多くの人の命を奪ってきたという事実でした。

こうして『ウォンテッド』はSGの犯した罪を世間に知らしめ、「今後の世間の対応に注目したい」という言葉を残して、幕を閉じました。

もちろん、誘拐されていたヒョヌは無事救出されてヘインのもとに帰り、涙の再会を果たしました。

  • 見どころと感想

とにかくスリル満点! 展開が速く、一時も目を離せない、今までにないタイプのドラマです。

幼いヒョヌを誘拐したのは何者?いったい何のために? ハラハラしながらも主人公ヘインと一緒に事件を追っているような不思議な感覚でした。

犯人の指示で向かった先には、残忍な殺害現場や自殺や失踪といった目を覆いたくなる事件が待ち受けているのですが、1つの事件の被害者が次のミッションのヒントを示していたり、別の被害者と過去につながりがあったり、と伏線がいっぱい巡らされてはいるものの実は1本の線で繋がっていたのです。

誘拐されたヒョヌは、何度か救出に成功するかに見えて、またすぐさま犯人が巧みな方法で別の場所に連れ去るなどしてすり抜け、親にしてみれば生きた心地がしないだろうと胸が痛みました。

時折、息子を救いたいがためでも、あまりに身勝手な言動だなあとヘインを見て思う場面もありましたが、こんな状況に陥ったら、なりふり構っていられないし、周りの人間が全て疑わしくなるのも当然ですよね。😞

それにしても大企業というのは、自社製品で事故が起きたり、社内で不正があったりした時、必ずと言っていいほど隠蔽工作や証拠隠滅に走るのですね!

このドラマでも、SGグループが自社の加湿器殺菌剤で起きた事故の被害者に真摯な対応をせず、それを知る人物を次々と抹殺してきたことが多くの事件を引き起こし、今回のヒョヌ誘拐事件にもつながったのでした。

ドラマの終盤で、SGのトップ役員が今までの数々の罪を番組で暴露され、慌てふためくところは痛快でした。

現実にはそうはいかなくても、せめてドラマや映画の中では、“悪は完全に懲らしめるべきだ”と思っていますので。

➂出演者

主人公チョン・ヘインを演じたのは、キム・アジュンという女優ですが、彼女は過去に『カンナさん大成功です!』というラブコメディードラマに出演していてその時のコミカルな演技が目に焼き付いているので、今回のようにシリアスでしかも涙にくれる姿は新鮮でした。

プロフィールを見るとモデル出身ということなので、長身でスタイル抜群なのも頷けますね。

最近のドラマで『医心伝心~脈あり!恋あり?~』という作品もおすすめですよ。

『ウォンテッド』のプロデューサー、ドンウクを演じたオム・テウンは実は以前から私が大注目している俳優です。

初めて見たのは『復活』という、ずいぶん昔のドラマですが、その作品での哀愁にみちた切ない演技に心をわし掴みにされ、それ以来、彼の出演作はたくさん見ています。心に残っているのは『魔王』や『善徳女王』です。

派手ではないけれど、実にいろいろな役を演じわけ、存在感のある、そして味のある俳優だと思います。

まとめ

生放送のリアルさ、そして情報がネットやSNSで瞬時に世間に広まる恐ろしさを感じながらも、事件の真相が知りたい思いでいっぱいになる、新感覚のサスペンスドラマでした。

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